アウンサンスーチーと裏の顔 【徹底解説】
ロイター通信など複数メディアは2021年2月1日にミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問兼外相が国軍に拘束されたと報じました。
ミャンマーでは昨年11月に総選挙が行われており、国軍側が「不正があった」と主張していた。
今のところは今回の拘束情報との関連は不明とされているが、この選挙を巡る対立が背景にあった可能性が高いと報道されました。
選挙の内容は、アウンサンスーチン氏が所属するNLDが改選476議席の8割を占める396議席を獲得している一方、最大野党の国軍系・連邦団結発展党(USDP)は33議席にとどまっています。
860万人分に不備があり、重複投票などの不正があった可能性が示唆されており、今後クーデターなどの可能性も大きくなっています。
1. ミャンマーとは
ミャンマー連邦共和国(Republic of the Union of Myanmar)
面積 68万平方キロメートル(日本の約1.8倍)
人口 5,141万人(2014年9月)
首都 ネーピードー
2.アウンサンスーチー とは
1.日本でのアウンサンスーチー
日本でのアウンサンスーチー 氏のイメージといえば、91年のノーベル平和賞の授与と、軍事政権と戦う強い女性というのものでしょう。
しかし、近年のその政治的ビジョンのなさや傲慢な態度に対して批判的な報道や記事が増えてきている状況でした。
2.ミャンマー大使の証言
元ミャンマー大使であった山口洋一氏の証言によると、「軍はけしからん」「民主化しろ」と発言するだけで、その後の政治的ビジョンの全くなかったと暴露されました。
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ロヒンギャ問題の対応などで、何の対策案も出さずにこれまで過ごしてきており、自分側にメリットのないことへの無関心さをあらわにしてきました。
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自己肯定感を得るための名誉欲の塊のような印象を受けますね。
3.ASEAN加盟の会見
1997年のミャンマーがASEAN加盟に際し、当時の橋本首相が賛成したことにアウンサンスーチー 氏は「軍が横暴となり、反対勢力は皆殺しにされる」と怒鳴り散らしました。
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日本のメディアや一部海外メディアなどに過剰に賞賛される姿に違和感を感じます。
3.ロヒンギャ問題
1.ロヒンギャ族とは
現在、社会的な解釈では「ロヒンギャ」という言葉が指す民族は、ミャンマー圏やバングラディシュ周辺に住むイスラム系少数民族とされています。国境付近を居住地域としており、居住エリアは両国にまたがっています。
人口は推定100万人とされており、イスラム教徒(ムスリム)としてこの居住エリアで暮らしています。
2.ロヒンギャ問題とは
『ロヒンギャ問題』とは第二次世界大戦の前後から長く続いており、大きな要因としてはミャンマー連邦共和国により国籍が剥奪され、ミャンマーとバングラデシュ双方から「不法移民」として扱われている問題です。
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1982年に法改正が行われ、改正国籍法(現行国籍法)が施行されました。これにより、ロヒンギャ族は正式に「非国民」であるとされ、国籍がはく奪されてしまったのです。
さらに、タイやマレーシアなどの周辺のアジア諸国でもロヒンギャ族は、生活水準を改善、向上するために地域を移動する「経済移民(生活水準の改善や雇用を求めて別の地域へ移動する人々)」であって「難民」ではないとしており、どこの国にも属さずに保護の対象とされていない現状です。
4.まとめ
ミャンマーでは、『アウンサンスーチー拘束』と軍がクーデターを起こし、政権を奪ったという印象を受ける報道を行っていますが『必ずしも民主化が正義』ではない事を私たちは理解しなくてはなりません。
また、近年ノーベル平和賞受賞者や候補にオバマ前アメリカ大統領やBLM運動が挙げられるなどノーベル平和賞そのものが「印象操作の道具と化している」のではないかと疑問を抱く人も多いと思います。
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真相は誰にも分りませんし、『正義』と『悪』の解釈は簡単ではありません。
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